11月全体研修「食事介助・病歴に応じた調理」
2021年11月25日
皆様、こんにちは!サービス提供責任者のY.Iです!
今回の研修は前半・後半でテーマを分けて勉強しました。
前半:高齢者の食事に関する特徴を学ぶ
後半:パーキンソン病に焦点を当て具体的な調理方法について学ぶ
前半は基本編、後半は少し応用編という感じで高齢者の食事介助、調理について学んでいきます。
特にスタッフから要望の多かったのが、パーキンソン病患者さんの食事、調理方法の工夫についてご紹介しました。
パーキンソン病患者さんの食事がなぜ難しいかというと、パーキンソン病のお薬(L‐ドパ製剤)との兼ね合いがあるからなのです。
たんぱく質、ビタミンB6、牛乳をパーキンソン病のお薬(L‐ドパ製剤)と一緒に摂ると、お薬が吸収されにくくなり、効果が弱まることがあります。
反対に、柑橘類や酢の物、レモン水のような酸性の食べ物や飲み物と一緒にパーキンソン病のお薬(L‐ドパ製剤)を服用すると、お薬の吸収がよくなるため、お薬の効果があらわれやすくなります。
これらの相互作用を理解したうえで調理の工夫が必要になります。患者さんにとってお薬は生命線です。
このような専門的な知識が求められるのも訪問介護のやりがい・魅力の一つかもしれませんね。
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